【新々・TOEIC高得点取得の秘訣】
〜 TOEICで860点以上取得したい人の為に 〜
<その3>
- スコアップの為の勉強方は?(続き)
【実践英語力向上トレーニング方法3:リーディング力の向上】
次は、リーディングセクションに特化したトレーニング方法について解説しましょう。
このセクションは、大きく分けて二つのポイントがあります。
(1)文法力を試す問題(Part5及びPart6)
(2)読解力(早く内容を把握する)を試す問題(Part7)
やはりここでも、私からは巷の本に良くあるような各Partに特化した攻略ノウハウ?は解説しません。しかし、これらの二つのポイントに対して効果的なトレーニング方法を解説いたします。
特に、既に述べましたリスニング力の向上トレーニングをしっかりやっている人にとって、TOEIC全体の得点向上の鍵は、このリーディング力(文法力も含む)の向上にかかっているからです。まだTOEIC860点にまったく届かない人、特にリーディングセクションが300点未満の人は、先ずこのリーディングセクションに特化したトレーニングを積んで、更に前項のリスニングのトレーニングを積めば、両セクションともに格段にスコアが伸びる筈です。
以下、(1)(2)それぞれに対しての効果的なトレーニング方法を私の実際の体験から、伝授しましょう。
先ず、具体的なトレーニング方法に入る前に、私の体験、このリーディングセクションに対しての感想をお話しましょう。
私は最初TOEICを受験したときにはリスニングセクションよりもこのリーディングセクションの方が点数が良く、このセクションの点数も300点を少し上回っていました。そして、文法問題自体はあまり難しく感じませんでしたが、とにかく読解の問題の量が多くて時間が足らず、全て回答するのに四苦八苦しているという状態でしたので、このセクションの点数にロスは早く問題を全て解けるようになれば解消されると当初は思っていました。
やがて、リスニングの力がつくにつれて読むのも速くなり、また読解問題もポイントを掴んで早く回答出来るようになると、自分自身これら読解問題はほぼ満点で、あとは文法問題のケアレスミス程度の減点で、このリーディングセクションは軽く450点を突破できると何度か確信したと時がありました。しかし、しかしです、結構文法問題で間違いがあることが分かりました。実際、それが原因でなかなか450点を突破できず、合計で900点を超えることが出来ませんでした。
ハッキリ言って、私は中学生の頃から英語は得意であり、特に文法問題なんかは完璧でしたので、最初はなぜこんなに文法問題で間違うのかと不思議でした。しかし、その後分かったのは、多少英語から離れており、忘れている文法はあるとしても、一番かけていたのはやはり「実践文法力」でした。つまり、実際の文章は、複数の文法要素がからみあっており、しかもTOECIは日本時のミスしやすいところをついてきますので、しっかり文法を理解した上で、これを応用できる「実践文法力」が必要なわけです。よって、この「実践文法力」を身につけない限り、リーディングセクション450点突破、合計で900点突破は難しいと言うことです。
私の経験から言って、既に<その1>や<その2>で紹介しましたようなトレーニングを地道に積んでいれば、リスニングセクション450点突破でき、しかも、リーディングセクションの読解問題はほぼ満点がとれるでしょう。しかし、それでもPart5及びPart6の文法問題はよほど文法の力のある人、つまり「実践文法力」のある人かあるいは、受験勉強に長けていて文法を全て頭の中に入れているような、特異な人出ない限り、これらのパートの全問正解どころかリーディングセクション合計での450点突破は難しいでしょう。以上が、私のリーディングセクションに対しての感想です。
とはいっても、この段階で私も合計で900点近い点数のところまで来ていましたので、皆さんも私がやっているようなトレーニングを続ければ、少なくとも私と同じレベルまでは必ず到達できます。もし、あなたが現在文法問題が得意であり、かつ、他のパートの点数が悪いのであれば、900点突破は夢ではありません。私よりも短い期間で900点の壁を越えれるでしょう。
以下、これらに対して私がこれまで買った書籍、参考教材を、特にこのHPの読者の為に公開しましょう!
(私がこれらを完全にマスターしたかどうかは別問題ですが、巷の書物、教材の中でかなり効果が出そうなものです。購入の判断は、ご自分で実際に見て、確認してください。やはり、「これなら出来る!」といった自分自身の判断が一番重要ですので。)
1.「TOEICテスト英文法・語彙問題」[松本 茂監修、高橋雄範著]本体、1200円(あの受験関連書籍で有名な「旺文社」発行です。)
→2色刷りで程良い文法の解説もあり、文法問題攻略の入門としてはベストだと思います。私はこれをさっと拾い読みし、問題をやりましたが、大体8〜9割の正解率でしたので、そんなにひねった問題は無く、基本を固めるには良いでしょう。
2.「TOEIC TEST990点満点英文法」[石井隆之著]本体、1800円(結構この分野では出版している「明日香出版社」の発行です。)
→英語教育の専門家である筆者がTOEICの文法問題に特化した対策書だけあって、内容はかなり濃いです。ただ、タイトルにもあるように対象をTOEICで満点目標者、もしくは900点以上取得目標者としているだけあって、取り上げられている問題はかなり難しいです。しかしこれらを簡単にクリアできるようになれば、900点以上の取得は楽勝でしょう。
3.「TOEIC TEST900点突破対策と問題」[石井辰哉著]本体、2200円(これもこの分野では知る人ぞ知る「ベレ出版」の発行です。CD付きです。)
→これは文法や読解に特化したものではなく、リスニングも含めてオールラウンドにTOEIC対策を行ない、900点を突破しようという目的のCD付き本です。「半年の勉強でTOEIC500点から全1位985点取得までの力をつけたというあの有名な著者が書いているだけあって、色々なTOEICテスト対策上のノウハウが詰まっています。しかし、これだけやればOKかというとそれは当然NGであり、やはり地道なトレーニングが必要です。ここまで読んでこられた方は既におわかりですよネ。)
4.PC用教材「TOEIC TESTパーフェクト対策、模擬試験編600問」for
Win&Mac、定価5900円(「創育」、CD−ROM版。)
→パソコンで楽しく?TOEICのテスト問題をこなせる教材です。私は時間が無くあまり使っていませんが、それなりの効果はあると思います。尚、オマケとして、高得点獲得のノウハウを満載した「TOEIC TEST必勝ブック」と題した小冊子がついています。これが特に一品です。私はこのオマケに引かれてこれを買ってしまいました。PCソフトですので、定価よりもかなり安く買える筈です。最近はこのようなソフトが他にも多数出ています。
(尚、上記は、レベルの順というよりも、値段の順です。)
最後に、TOEICテストの点数向上には当然ベースとしての地道なトレーニングが必要ですが、上記のようなTOEICテストに特化した書籍、教材を併用するのもひとつの手ではあります。しかし、本末転倒してはいけませんが。
- 真の英語力増強の秘策は?
ここまで読まれてTOEICに対してのイメージ、考え方が変わったでしょうか? 実際、TOEICの点数が高いからと言って、実践でバリバリ英語を使いこなせたり、コミュニケーションが自由自在にはかれるということとは直結しません。現に、TOEICで900点以上取っている方と何名かお会いしたこともあります。確かに彼らは単語や色々な表現を良く知識として知っているかも知れません。しかし、それがなかなか実践で活きていない、活かせていないのです。
実社会では、最近特にTOEICの点数だけで「英語力」というものを評価されがちですが、それはどうしてでしょうか? それはある意味明確です。このような点数でしか評価できない、つまり「実践英語力」を評価できるような人が会社内にはほとんど殆んどいないからなのです。特に、人事総務系のこのような評価をすべき部署にいる人こそ、このような力が必要なのですが、現実はなかなそのようになっていません。
それでは、実社会でほんとうにこのようなTOEICで客観的に評価されるような英語力を活用するにはどうすれば良いのでしょうか? 特に、既にTOEICで860点以上取っているような「英語基礎力」(あくまでもこのレベルは英語基礎力です!)のある人は、どうすればこの力を活用できるのでしょうか?
一番の方法は、英語が生かせるような職場、つまり普段実践英語と接することが出来るような職場で働くことです。例えば、海外のネイティブの人と普段から英語でメールのやり取りをしたり、会話をしたり、あるいは海外に出張して、実際に現地で自分の英語力を試す場を数多く持つことです。そうすれば、色々な意味で「実践英語力」向上への良い勉強になり、本当にTOEICの点数にふさわしい英語力は身につくでしょう。
では、上記のような環境に無い人、そしてしかも本格的に「実践英語力」を身につけたい人はどうすれば良いでしょうか? 実はこのような人こそ、巷の「英会話学校」や「英会話ラウンジ」を活用すべきです。つまり「英会話学校」や「英会話ラウンジ」はこのようなレベルの人の為にあるのです。このようなレベルまでに達していない人が英会話学校に行ってもハッキリ言ってお金の無駄遣いだと思います。既にお話しましたように、もっと安く、確実に「実践英語力」を身につける方法はいくらでもあるのです。何も英会話学校に何十万円という高いお金をつぎ込む必要はありません。それよりも、基礎英語力を十分に身に付けて、そして貯めたお金で「海外旅行」もしくは「海外留学」を目指して下さい。そのほうが、実践英語力が早く身につきます。
そうすれば、何もTOEICに特化した勉強を特にしなくても、860点(Aレベル)以上の点数は誰でも取れるでしょう。(ただ、何度も言っているように、中学レベルの基礎文法力や語彙力は最低必要ですので、これはこれまで述べたようなやり方、教材を活用して地道に身につけて(復習して?)下さい。
そうすれば、TOEIC高得点、自由に使える「実践英語」はすぐそこです! 是非、頑張って下さい!!
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