尚、この新TOEICは以前よりもより詳しい結果のスコアレポートが返ってきていますので、今回はもう少し詳しい分析結果、及び今後TOEICを受験される方が高得点を取れるようなアドバイスを以下に示します。
まずは上記の第123回の私自身の結果分析ですが、既にも書きましたように、私が予想していたよりも点数が低かったのですが、何と100%のセクションがリスニングで2箇所、リーディングで1箇所の計3箇所もありました!
(これらのスコアレポートの結果は、直接はテストの各セクションとは結びつかないのですが、大体想像がつきますので、自分の弱点補充に役立ちます。)
因みに、新形式TOEICテストも、リスニングが4パート、リーディングが3パートですが、スコアレポートのほうはリスニングが4パート、リーディングが5パートに分かれてそれぞれのスキル面から得点率が表示されています。
(1)リスニングセクション高得点取得ノウハウ
ここで、第123回を例に、私の各評価パートの得点率及び(受験者平均得点率)を以下に示します。
1.リスニング(短い会話の概要理解): 100% (63%)
2.リスニング(長めの会話の概要理解): 74% (65%)
3.リスニング(短い会話の詳細理解): 100% (74%)
4.リスニング(長めの会話の詳細理解): 70% (66%)
上記から分かるのは、私は、短い会話は完璧に理解でき、長い会話が苦手だということです。
(長めの会話は、ほとんど受験者平均点と差がない!)
これは、以前も書きましたように、パート3及びパート4に関連する問題であり、覚えることが苦手な私にとってはどうしようもない問題です。
(パート3及びパート4の回答文を先読みし、ある程度対処できたつもりでしたが、やはりパート4は長いです。回答文の先読みにより
すぐに答えられる問題はいいのですが、そうでない問題はずっと日付や数値を覚えておかなければならず、大変です!)
更に、私の場合、パート3やパート4では問題文が聞こえてくるまでに全ての回答文を先読みできており、これでも上記のような得点率ですので、これは結構対策が大変だと感じました。
(但し、パート4の最後は、問題文の途中で全て回答し終えていますので、即リーディングのパートに入ることが出来、1〜2分は時間を稼げており助かりますが、その分パート4で勘違いをしている箇所があるのかも知れませんね。)
上記得点率の平均は、86%ですので、同じ重みで各パートが評価されていれば、リスニングセクションの得点は、
495 x 86% = 425.7
であり、今回の私のリスニングセクションのスコアが、
425点でしたので、何んと、まさにピッタリです!
(以前の旧形式のTOEICではこれほどの詳しいレポートがありませんでしたので分析できていませんが、大体450点〜460点程度でしたので、得点率低下の原因は、他の国の発音が入ってきたというよりも、長文のリスニングが新形式では重視されてきたことによると考えられます。私にとっては、辛いです。(^_^;) )
ところが、続けて受験しましたその次の第124回のテストの結果が返って来ました。結果的にリスニングセクションの点数は、何と30点アップの455点でした! 残念ながらリーディングセクションの点数は前回と同じ430点でしたので、900点の大台には少し届かずでしたが、それでも885点でした。次に、リーディングセクションのスコアレポートの詳細を見てゆきましょう。
ここでも、第123回の私の各評価パートの得点率及び(受験者平均得点率)を以下に示します。
1.リーディング(文章の情報の推測): 81% (61%)
2.リーディング(具体的な情報の理解): 88% (67%)
3.リーディング(複数文章の関連理解): 100% (58%)
4.リーディング(語彙の理解): 90% (64%)
5.リーディング(文法の理解): 88% (66%)
上記から分かるのは、私は、情報の推測力は少し弱いが、あとは全体的に得点できているということです。
(ただ、3.の受験者平均得点率が低いにもかかわらず、私の得点率が100%なのは、多分、新形式TOEICから始まりましたパート7の後半のほうの、2つの文章を読んで答える問題を時間不足かなんかで他の受験者は全問回答できず、私は確実に全て最後まで回答できたこととの差だと思います。ここにも、新形式TOEICで高得点取得の、ひとつのポイントがあります!)
つまり、TOEICのリーディングセクションでは、早く、要旨をつかんで読めれば、誰でも回答できる簡単な問題が多いのです!
(たまに、「この文章は何を言いたいのか?」というような抽象的な問に困ることがあり、これが1.の推測の点数を下げているのだと思います。)
尚、上記得点率の平均は、89.4%ですので、同じ重みで各パートが評価されていれば、リ−ディングセクションの得点は、
495 x 89.4% = 442.5
となる筈ですが、今回の私リーディングセクションの点数は430点でしたので、リスニングの時と違って少し低めにでています!
(この理由としては、多少、全体でのレベリング調整がされているのだと思います。しかし、旧形式のTOEICでも私のリーディングセクションの点数は、大体420点〜440点程度でしたので、ほぼ正しい結果がでていると言えるでしょう。)
結局、新形式TOEICでの高得点のコツは、リーディングでもリスニングでも「速読・速解」、これに尽きるということです。
(もっとも、基本的な文法や語彙力は当然ですが、...。)
あと、絶対記憶力も必要です。それでないと、リスニングセクションのパート3やパート4は全問正解できません!
(しかしながら、この記憶力を少しでも補うのが、実は「速読・速解」の力でもあるのです!)