【新・TOEIC高得点取得の秘訣】
〜 TOEICで860点以上取得したい人の為に 〜
<特別編4>
(実践英語力が身につく効果的な英語トレーニング方法のアドバイス!)
※2011年5月1日追記分
- 実践英語力が身につき、新形式TOEICで高得点が取れる効果的なトレーニング方法とは?
これまでこの【新・TOEIC高得点取得の秘訣】では、新TOEICテストの内容、スコア結果をもとに、TOEICでの得点向上へのノウハウを書いてきましたが、やはりそれには地道なトレーニングやそれなりの期間がかかることは否めません。
しかし、書籍「実践TOEIC(R)道場」にも書いていますように、「英語上達、王道無きも、近道あり!」です。
是非、近道で、効果的に実践英語力を身につけ、その証としてTOEICで高得点を取得されてください!!
私の発行していますメルマガ【実践留学道場】の中のコラムにも書いていますが、「近道」のポイントは、ズバリ、下記です。
1.楽しく継続できるトレーニング方法、教材を選ぶ。
2.勉強やトレーニングとして身構えることなく、自然と
日常のなかで英語のトレーニングが出来る方法を実践する。
3.定期的にTOEICの模擬試験や実際のテストを受験し、
自分のトレーニングの成果を確認する。
(これは、結果として、点数が上がっても下がっても
効果があります。点数が上がれば、モチベーションがあがり、
更にトレーニングに弾みがつきます。また、逆に点数が
下がっても、テスト結果からどの分野がマズイかを分析する
ことで、今後のトレーニングへの軌道修正ができ、更なる
近道を選択することが出来ます!)
では、各「近道」の詳細を、解説して行きましょう。
※2011年5月9日追記分
先ず、1点目ですが、これは簡単なようで、結構難しいです。
「楽しく」というところがポイントですが、簡単すぎても、難しいすぎても、「楽しく」トレーニングができません。
テニス等のスポーツでも一緒ですよね?
簡単な基本ばかりやっているとすぐに飽きるし、かといって、急に難しい練習をやるとついてゆけず、嫌になります。
英語もこれと一緒です。
あなたのレベルに合った、少しだけ難しい(少しレベルが上の)教材、それも自分にあった教材を選ぶようにしてください。
そのコツは、以下です。
例えば、文法書を選ぶ場合には、「関係代名詞」という項目を開いてみて、読んで自分の理解とあっているか(すっと読めるか)、そして、多少は、自分の知らないようなプラスアルファーの内容も書かれているか、読みやすいか等々を自分で判断し、気に入ったものを買ってください。書店で、何冊かを見比べると良くわかると思います。
今後、英語のトレーニングを始めるに当たり、文法書は大変重要で、今後長い付き合いになりますので、もし、今気に入った文法書をお持ちで無い方は、是非、じっくり検討して購入されて下さい。
そして、日常の英語を読んだり、書いたりする際に、疑問が生じた際には、是非、この文法書を紐解いて下さい。
(辞書も辞書なりに、文法の解説が書かれていますが、文法書には、辞書とは、また異なったメリットがあります! まだ文法書をお持ちで無い方は、是非、購入し、そのメリットを体感してください。)
ちょっと、横道にずれましたが、「近道」に戻りましょう。
「楽しく」トレーニングするコツは、これは2番目のポイントにも関連しますが、自分に一番あった、教材を選ぶことから始まります。新しい、文法書や問題集を選ぶのは楽しいですよね?
そこから、もう1番のポイントは始まっています。英語のトレーニングが長続きしない人の多くは、この段階で失敗している可能性があります。他人のアドバイスは参考にはしても、決してこれに頼ったり、他人が良いと言っている書籍を鵜呑みにして自分のトレーニングに使ってはダメです。
これは、文法書のみでなく、辞書や、ペーパーバックにしても同様です。是非、自分自身の判断で、気に入ったものをじっくり選んでください。
(自分にあったペーパバックの選ぶ方は、また別途詳しく解説致しますので、ご期待下さい!)
※2011年5月14日追記分
自分に最適な教材が選べたら、次は2番目の「近道「です。
良く、参考書や問題集を買っても、最初の数ページだけで、あとは積読(机に積んでおいて、読まない)になる人が多いですが、これは、1番のポイントに加えて、勉強のように身構えることに問題があります。
では、どうすれば良いのでしょうか?
自分の普段の生活の中に、英語のトレーニングそのものを織り込んでしまうのです。
つまり、机にかじりつくのだけが勉強ではありません。
通勤、通学途上、ちょっとした細切れ時間を有効活用し、この中に、英語のトレーニングそのものを組み込んでしまうのです。
ポイント1の楽しいトレーニングであれば、進んで取り込める筈です。
因みに、私の例で言えば、机にかじりついてのディクテーション等は、長続きしませんでした。
(効果があるので、かなり前に、一時は頑張ってやりましたが(笑)。)
また、文法書、問題集は、結構時間が掛かるので、何日かのまとまった休みのときに、集中してポイント部分のみざっと読んだり、実施しましたが、あとは、何かあったときの為に持っているというスタンスで、無理して隅々まで読むようなことはせずに、割り切った使い方をしています。
それよりも、もっと重要で楽しい、トレーニングがあります!
つまり、洋書、ペーパーバックの多読です。
洋書と聞くと、初めてのみなさんは、「そんなモノ読めないよ。だから苦労しているんだ!」と言う方もおられるでしょう。きっと。
しかし、ここで大切なことがあります。皆さんは、何故、日本の小説や物語を読むのでしょうか?
日本語の勉強の為ではありませんよね? 好きな本を読みたいからですよね?
洋書もこれと同じです。自分の読みたい、興味のある本を読むのです。最初は短い、薄い短編からが良いでしょう。
慣れて、リズムに乗れば、どんどん読めるようになります。しかも、楽しみながら。
私は、これに通勤のほとんどの時間を毎日割いていました。
まさに、日本語の面白い小説を読む感覚と同じで、毎日の習慣になっており、電車が駅についてもっと先を読みたいと思うことも多々ありました。
(自分に合った楽しい教材だと、こうなります!そして、知らないうちに実践英語力が身につくのです。ズバリ、これも「近道」のひとつです。
洋書の選び方や読み方は、私が以前書きました電子書籍「あなたも読める、ペーパーバック!」にも書かれていますが、詳細は、また別途解説致しましょう。))
※2011年5月22日追記分
そして、最後の3番目の「近道」です。
TOEICは対策して受験などしないで、自分の実践英語力を試す手段として、そのバロメータとして受験するようにして下さい。
(TOEIC専門の参考書や問題集が多々出ていますが、これらはあまりやっても、さほど点数は上がらないでしょう。
問題形式を学ぶ上では有効ですが、同じ問題は出ませんし、それ以上の効果はありません。まあ、文法が苦手な人や
リスニングに慣れていない人には、参考になるかもしれませんが、その目的では、模擬試験をやれば十分です。)
TOEICテストを受験する一番の目的は、自分の力をテストの点数で客観的に判断することと、この結果によって
今後の自分の英語のトレーニングの軌道修正に反映することにあります。
よって、TOEICの受験は、その「近道」なのです。
模擬試験によっても、ある程度客観的な判断はできますが、やはり本番の試験のほうがベターです。
模擬試験では、どうしても割り込みが入ったり、集中力が持続しなかったり等々、自分の実力を評価するには
少し難しいかもしれません。
しかし、以前書きましたように、模擬試験にはそれなりの別のすぐれた効能もあります。
(ご存じない方は、このコラムの前のほうを是非、ご覧下さい。)
以上各「近道」のポイントを分かりやすく書いたつもりですが、まだまだ説明が不十分なところもあるかも知れません。
もし、疑問点ある方は、どうぞ遠慮なく、ご質問をお寄せ下さい。できる限り回答させて頂きます。
このあとは、ちょっと趣向を変えて、TOEICの点数向上に頑張れておられる読者の方のモチベーションがあがるように、
TOEICで高得点が取れるとどのようなメリットがあるかを、書いてみたいと思っています。
※2011年6月5日追記分
先ず、このコラムの目的でもあるTOEICで高得点(例えば900点台)を取ることについて、
皆さんはどのように感じられておられるでしょうか?
ごく一般の人(この「ごく一般の人」の定義はあとでふれます)は、TOEICで900点といえば、高嶺の花、
英語がすごく出来る人、というような印象をお持ちかも知れません。 これは半分正解ですが、半分間違いです。
と言うのは、これまで私がホームページやブログで書いていますように、ある程度の英語のできる人であれば、
TOEICで900点台は少しコツを飲み込めば、そんなに努力をしなくても取れます。
しかし、TOEICで900点台が取れたからと言って、完璧に英語が出来るにはまだまだ程遠いレベルです。
ここで、「ごく一般の人」と言ったのは、既に、ある程度英語に執着心があり、TOEICを何度も受けていたり、既にTOEIC
で900点台を取得している人、あるいは、留学等により英語がある程度できる人は、このTOEICで900点というレベルがどの程度
のレベルかわかります。
しかし、英語やTOEICにあまり馴染みの無い人はこのあたりが正確にわからず、普通TOEICで800点や900点の高得点は
なかなか取れないと信じ込んでいるからです。
では、ここでTOEIC高得点、例えばAレベルの860点以上の人の(860点以上と言っても、900点前半、900点後半で
多少のレベルの差はありますが、基本的にこのあたりのレベルはほぼ同等と考えます。ただし、990点満点を取得している人は
別格です。満点ということは、それ以上の計り知れないレベルを持っているということですので)、英語レベルはどの程度なので
しょうか?
よく、色々なサイトにこのような話題が出ているかと思いますが、私自身や身の回りの人からの意見を総合するに、英語の
「中級レベル」と考えます。
そうです、中級なのです。上級ではありません。しかし、初級レベルはクリアできています。色々な意味で。ただ、このあたりの
英語の中級レベルというのは人により実践的なレベルに差があり、一概にスケールではかるには難しい面もあります。
(よって、一部に「TOEICで高得点を取っているからと言って必ずしも、英語が達者で無い」、という人もいるわけです。)
ただ、ここで、「初心者では無い」と言うにはそれなりの理由があります。
いくら勘が鋭いと言っても、たとえ全て選択式のTOEICで、まぐれで900点は取れないでしょう。また、一応、基本的な単語力
や文法力、それなりに英語を聞いたり読んだりする力がなければ、TOEICで900点は、決して取れません。
で、ここでその「基本的な英語力」がどの程度かが議論になるわけですが、既に、実用英語検定1級や留学に必要なTOEFL
を受験されたことがある方はお分かりのように、TOEICはそれらのテストに比べて、比較的にやさしい問題が多く、単語等
もそんなに専門的な難しい問題は出てきません。ごく普通の日常的な実用英語力を問うテストと言えるでしょう。
したがって、人により意見の違いはあると思いますが、私はこの「基本的な英語力」を「中学レベルの英語を完全にマスター
しているレベル+アルファー」であると思っています。
ここでの「+アルファー」とは、これらの学んだ英語を実際に運用、活用できる力です。(ある程度、英文を早く読むことが
できる等々の力も含みます。)
敢えて言えば、高校レベルの英語力は、TOEIC高得点には不要です。
今の高校レベルの英語力は、かなり高度な英語力が要求されています。これは大学受験過激化の影響もあるかと思います。
したがって、この「基本的な英語力」をマスターしている人であれば、誰でもTOEICで高得点が取れるわけです。
しかし、皆さんご存知のように中学卒業レベルの英語力で自由にネイティブと会話できるかといえば、それは、また
別のレベルの話となります。
これが冒頭の私からの「TOEIC高得点のレベル」の質問に対しての回答にもなるかと思います。
ただ、そうとは言え、このTOEICでそれなりの高得点を取得していると色々実社会での効能、メリットもあります。
2011年6月26日追記更新分
前回、「基本的な英語力」をマスターしている人であれば、誰でもTOEICで高得点が取れる、と書きました。
しかし、されどTOEICです。なかなか900点以上の高得点の取得が難しいのも、このTOEICです。
TOEIC900点以上であれば、世の中では「英語がすごく出来る」人、と思われるでしょう。
よって、このTOEICで高得点を取っていると、それなりのメリットも当然あります。
会社づとめの人であれば、TOEICがAレベルということで、あなたの英語力が評価され、それなりの仕事、例えば海外関連の
業務を任されるかもしれません。また、色々英語関連の仕事を優先的に出来るかもしれません。
しかし、これからが問題です。
あなたはこれら実社会での厳しい海外対応のビジネス業務を、例えTOEICでAレベルを取得したからといってこなせる自信
がありますか?
多分、まだ少し不安があるでしょう。そして、これは実際そのとおりです。
TOEICで900点以上を突破している人ですら、ほほ完璧どころか、満足に自分の言いたいことを自由に言うのは結構大変
です。ある程度は話せるしても、スムーズに話せる分野にムラがあるかも知れません。
実は、これは、英語力だけの問題では無いからです。
日本語でも、しゃべりの上手い人、下手な人、プレゼンの上手い人、下手な人がいるように、英語でも同じです。
ましてや、日本語でも、上手く出来ないプレゼンが、慣れない英語で上手く行く筈はありません。英語での
コミュニケーションは更に大変なのですから。
実際、私も、多少通訳的なこともできますが、「実践英語」と言う意味では、まだまだだと感じています。
(TOEIC900点以上の、世の中では「英語がすごく出来る」と思われている人ですら、このようなレベルですので、
TOEIC900点のレベルは推してはかるべしです。−−−実際、ここがコミュニケーションの手段である、「言語」
としての英語の難しいところでもあるのですが、...。)
ただ、TOEICで既に高得点を取れている人は、今後「実践英語」を習得できる基礎力、可能性は十分あると言ってもいい
でしょう。 また、海外に行っても、頑張れば、なんとかやって行ける素養はあると言えるでしょう。
(海外での生活は、英語力だけの問題では無く、他の色々なファクターも絡んできますので、それほど単純ではありません。)
よって、これらからも分かるように、TOEICの成績、点数に見合った力を実社会で発揮するためには、プラスアルファーである、
他の要素も加味した、実践で役に立つ「実践英語」を身につけなければならないのです。
何も「実践英語」と言っても特別なものではありません。それなりの実践トレーニングを積み、自分の現在の英語力を発揮
できるようにする、と言うだけです。そして、これには色々な方法があります。
例えば、本を読むこと、メールを書くこと、人と話すこと、これらを日本でやるのと同じように実行するのです。
ここで重要なのは、あまり英語のトレーニングをしている、というような意識を持たないでごく自然に”日本語と
同じように”取り組むことが、大切です。
”同じ”と言うのは、リアルタイムでやるということです。余程のことが無い限り、日本語と同じように辞書は引かず、
また、無意識に、これらが出来るようにトレーニングを積むのです。(誰も、日本語の小説や単行本を読む時に、いちいち
辞書を引いたりしませんよね? そんなことをしていると、肝心のストーリがわからなくなってしますます。)
最初は、違和感があるかも知れませんが、慣れれば、自然とできるようになります。あまり難しく考える必要はありません。
自分のレベルにあった、内容、レベルで先ずは実施することが必要です。まさに、習うより慣れろ、です。
そして、この「実践英語」力の育成が、更なる確実なTOEICの高得点や、実社会で通じる英語力の習得にもつながるのです。
よって、「TOEIC高得点の効能」としては、対外的な要素よりも、自分自身のモチベーションアップや、更なる高度な英語力
習得へのパスポートとでも言うべき、効能があると言えるでしょう。
つまり、TOEIC高得点ははあくまでも、自分の英語力の客観的な評価として、また自分自身の実践英語トレーニング成果の
一つの成果指標としても、十分意味があり、会社や学校での客観的な英語力の評価尺度以外にも色々な効能、効果があるの
です! 是非、皆さん、頑張ってTOEICで高得点を取得しましょう!!
※ このあとは、<特別編5>にて、TOEIC高得点の為の実践英語習得法を執筆しています。
どうぞ、引き続きお読み下さい。
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