【新・TOEIC高得点取得の秘訣】
〜 TOEICで860点以上取得したい人の為に 〜
<特別編5>
(TOEIC高得点への実践英語上達のコツをアドバイス!)
※2011年7月6日追記更新分
- TOEIC高得点の為の実践英語とは?
この<特別編5>では、TOEIC自体とは少し離れ、「実践英語」ということについて少しお話しましょう。
既に、「実践英語」と言う用語は、このコラムの中でも頻繁に使用していますが、この「実践英語」とは何でしょうか?
これは私が勝手に命名したものですが、私はこれを以下のように定義付けたいと思います。
(私は数年前にこの用語をメルマガやホームページで使うようになってから、某英会話学校の宣伝でもこの「実践英語」
という言葉が使われるようになってきました。世の中に認知された、ということでうれしい限りです!)
実践英語 〜 単に資格や点数であらわされるモノでは無く、
実際に留学や海外生活の実践の場で通用する”英語”
と、私は実践英語を定義していますが、これは、かなり意味深いものがあり、言うは易く、行なうは難しと言った
最たるものです。
そして、このメルマガの読者や、実際に留学や海外生活を経験されたことのある方は、このことが良く実感できると思います。
尚、昨今の国際化社会という背景から、各企業では社内英語検定が独自にかなり前から実施されていますが、かなり前から
社内英語検定に代わるものとして、この有名なTOEICが各企業で利用されています。
(このTOEICは一般のTOEICと区別し、IPテストと呼ばれています。基本的に内容は一般テストと全く同じです。
ただ、一般テストは常に新規の問題が出ますが、実は、このIPテストには過去、公開テストで使われた問題が出ることも
あります。というか、実際に、私の経験では、過去一般TOEICで10年ほど前に受けた際に出たのと同じ長文問題が、IPテスト
で見かけた経験があります。旧形式のTOEICの頃のことですので、最近のことは定かではありません。念の為。)
そして、善しにつけ悪しきにつけ、このTOEICの点数を昇進のひとつの基準にしている企業も多いようです。
したがって、このような現実を踏まえ、巷の本屋ではTOEIC対策本やTOEIC体験本が数多く並んでいます。(数多く並んで
いるということは、それだけ多く売れているということだと思います。実際、以前は、私自身もこれらの書籍に興味を引かれて
新しいもが出るたびに、つい買ってしまったこともあります。
(これらの書籍を読んだからって、けっして英語力が即向上するわけでは無いのは、重々承知なのですが、...。)
しかし、ちょっとここで考えてみて下さい。TOEICや他の英語の試験で高得点を取ることが、ほんとうの英語習得の目的
でしょうか?
このコラムの読者の方々は誰もそうは思っていないと思いますが、もしそのように考えておられる方がいるとすれば、少し
視点を変えて、英語というものを捕らえる必要があると思います。
実際問題として、馬鹿げたことですが、会社でTOEICの点数ノルマが課されたとすれば、会社人間は嫌でも英語を頑張って
勉強して、TOEICで所定の点数を取るべく努力する、このことが義務化してしまい、本来の主旨から離れてしまいます。
TOEICは、けっしてこのような目的の為のモノでは無く、自己学習、英語トレーニングの結果を評価するバロメータ、自己の
英語学習モチベーション向上の手段であるべきではないでしょうか?
本来は、実生活の中で自分の実践英語力を試すことができればベストなのですが、なかなかそのような機会が無い人もおられる
かと思います。
そこで、このようなTOEICのように客観的に自分の英語力を点数で評価できるテストがあるのは、大変ありがたいことです。
しかし、このテストが目的になってしまっては本末転倒です。また、いくらこれらのテストで良い点数が取れても実際の場で
活用できなければ本末転倒です。
よって、根本的な英語力上達のひとつの指針として、この「実践英語」を提唱しているわけです。
このような「実践英語」の背景から、いよいよ次はTOEIC高得点も意識した上での、実践英語上達のコツについてお話しする
ことにしましょう。
※2011年7月24日追記更新分
まずは、「実践英語」とは、ということで話を始めましたが、今回は、いよいよ実践英語上達のコツについてお話しましょう。
「実践英語」とは、単に受身的な学校の”勉強”や試験目的の付け焼刃的な”英語の勉強”では身につかず、積極的に学んだことを
身につける”英語のトレーニング”によって初めて身につくものだということです。これはネイティブであろうがなかろうが関係ありません。
英語も日本語もコミュニケーションの手段である”言語”ですので、正しいやり方によって必ずレベルの差はあれど「実践英語」は身につく
と、確信して下さい。
ただ、仕事でも勉強でも何でもそうですが、イヤイヤやっていては成果は出ません。楽しくやって下さい。また、楽しく継続できるように
工夫して下さい。
これが、実践英語上達の一番のコツです。
私がこれまでの経験からして感じるに、英語が上達する、しないはほんの僅かな差だと思います。そうです、ほんの僅かな差、違いなの
です。しかし、この差が実は、”大変重要な差”なのです。
誰でも中学校、高校と皆んな同じ時間数の英語の授業を受けているわけですから、英語に接している時間は皆んな同じ、平等です。
よって、授業をサボってほかのことをしていた人は別としても、一応熱心に授業を受けていれば、皆んな同じように英語がマスターできて
しかるべきです。
しかし、実際問題、コミュニケーション手段としての基本的で、かつ重要なこの英語が全くマスターできていない、しかも英語と聞いた
だけで嫌気がさす、という人がまわりに多いのはどうしてでしょうか?
私はこれまで、このメルマガの中の他のエッセイでも書きましたが、私は英語は学問としてよりも実際に使えるようになることを端から
望んで学んでいました。
というのも、私は中学校の頃、アマチュア無線(”ハム”といって、その頃はかなりのブームでしたが、もう、今は下火かな?)をやって
おり、これは無線機で日本国中はもちろんのこと、欧米等々の世界各国のアマチュア無線家と自由に交信できるという趣味であり、この為には
世界共通語である英語が、当然必要なわけです。
そして、これが私が英語というものに興味を持った切っ掛けでした。つまり、中学校で頑張って英語を勉強すれば、自由に英語を使いこなせる
ようになると思っていたわけです。
しかし、実際は、”全く”違っていました。
学校で1〜2年学んでも(しかも英語の試験の成績でいつも満点近くとれたとしても)、無線機を通じて聞こえてくる英語の内容が
全く分からないのです!
私も最初は、これは語彙力や文法力の問題からくるものかな、と思っていました。しかし、そうではありませんでした。
そして、英語をマスターするためには学校の英語では不十分なのではと感じて、NHKの「基礎英語」や「続・基礎英語」も聴いて
いました。しかし、実は、これらのレベルと実際に使われる「実践英語」との間には、まだかなりの差があったのです。
それはたとえ、中学3年間に加えて、高校3年間頑張って英語を勉強しても同じでした。
自分の考えていることを一方的にしゃべるだけであれば、事前に準備しておけばある程度は大丈夫でしょう。しかし、相手の話して
いることを理解して、これに対して的確なレスポンスを英語で返すとなると、全く状況は変わってくるのです。
(このことは、本メルマガの読者の皆さんや、既に留学等々で海外に行かれたことのある方であれば、十分認識されていることだと思い
ます。)
そして、ココのところの違いを認識して勉強(というよりも訓練、トレーニングですが)しているかどうかが、「英語が上達する、上達
しない」の"大きな差"となってあらわれるのです。
(更に、この副次効果として、TOEICの点数も上がります!)
これらを踏まえた上で、次は、具体的な「実践英語上達のコツ」について、お話しましょう。
※2011年7月30日追記更新分
英語上達のためには、どのようなことを心がけて普段から勉強、トレーニングすればよいのでしょうか?
その答えのひとつは、メルマガ【実践留学道場】の、『留学、英語関連HP、書物紹介』コーナーで以前
ご紹介しました、『國弘流 英語の話しかた』 (著者:國弘
正雄、 発行:株式会社 たちばな出版)の中にもあります。
國弘先生の提唱される、「只管朗読」(しかんろうどく、と読みひたすら朗読する」という意味です)や、あるいは
その中でもレーニング方法として述べられています、色々な表現変化のトレーニングが英語力の上達に有効なようです。
例えば、I am a boy.というような、簡単な表現でも一旦学んだら、単に主語を変えたり、疑問文に変えたりだけではなく、
他にも色々な表現変化を何十種類も考えて、完全に自分のものとしてしまうということのようです。
ただ、これは結構地道なトレーニングの継続が必要となりますので、なかなか大変だと思います。しかし、かなりの
実践効果が出ます。
上記以外にも、英語力の上達の為には、他にも色々なトレーニングの仕方がありますので、皆さんご自身にあった
トレーニングを工夫されるのが良いでしょう。
しかし、ここで私が言いたいのは、要はこのようなちょっとした気持ちの持ち方の違い、英語というものに対しての
接し方の違いにより、その効果は大きく変わってくるということなのです。
この"僅かな差"は、色々なところで生じます。例えば、英語の勉強をする時のほんのちょっとした気持ちの持ち方や、
勉強の仕方の違いによって、発生します。たとえ、同じ時間英語に接したとしても、です。
よく言われることに、楽しい時間はあっという間に過ぎて短く感じるが、嫌な時間は実際よりも長く感じるということが
あります。皆さんが、英語の勉強、トレーニングをされる時はどうでしょうか?短く感じますか、それとも長く感じますか?
このことは、自分自身の英語学習に対してのモチベーションのバロメータになると思います。
※2011年8月6日追記更新分
私が中学の頃はNHKラジオの「基礎英語」や「続・基礎英語」を併用して勉強していました。そして、これらの番組は
比較的簡単だったのですが、その頃NHKラジオ「英語会話」や他のテレビでやっていた英語番組などは全く歯が立たず、
同じ英語でも全く違うモノのようでした。これは今から考えると至極当然のことです。
これらの生の英語会話や実践英語を理解する為に必要となる英語トレーニングの時間そのものが、その頃はまだ全然
足らなかった上に、適切なトレーニング方法すら身につけていなかったのですから。
その後、私は学校の試験でよい成績をとる為の英語と、実際に世の中で通用する英語との間にはかなりの差があることが
わかり、この頃から大学時代にかけて色々市販の英語関連カセットテープ教材を買いあさったり、英語学習関連書物(松本道弘氏
の英語道を説いた本や、各界の英語達人の自叙伝のようなモノ)を読みあさりました。
また、テープ教材を選ぶ際も、私は楽しく学べて、飽きの来ない教材を選びました。つまり、基本的な文法解説や例文のみの
教材ではなく(これらは学校のテキストで十分!)、生の会話や実際の街頭での録音等々効果音も入った(これが聴き取りの
理解度を妨げるのですが、逆に実践英語への効果大!)楽しく英語のトレーニングができる教材を探しました。
これらは、テープ、テキストのセットで、2000円〜3000円くらいでしたので、巷の何十万円もする豪華な英語教材よりも
手軽に買え、しかも、もし当たり外れがあっても、また、別の物を買えるという手軽さもあり、自分にとっては大変効果的でした。
最近では、NHKの教育テレビでも、結構、面白くて為になる色々な英語番組が夜やっていましたので、これらも会社からの
帰宅後、良くみていました。(今でもやっていると思います。)
尚、テキストは購入不要(NHKさん、すみません!)です。楽しみながら気楽にみるだけで、それで十分です。
とにかく、生の英語に接する時間を出来る限り多くすることが重要です。ただ、何も理解できない番組では、効果はありません。
自分のレベルより少し高いくらいの番組が理想です。そうですね、大体、70%〜80%くらい理解できれば、それで十分であり、
これくらいの理解度であれば、結構楽しめると思います。
理解できなければ、もう少しレベルの低い番組をみれば良いのです。何も悩む必要はありません。
※2011年8月14日追記更新分
唐突ですが、皆さんは、実践英語習得への最短コースを歩んできたと言えるでしょうか?
以前、メルマガの中で、「実践英語力」を加速させるためには、やはり基本的な「文法」&「語彙力」が必要であり、
このことを留学して初めて痛感したと記しました。まさにこのとおりであり、そして、その基本的な文法&語彙力を私に
与えてくれたのは、中学から始まった英語の授業だったのです。
(最近、日本の学校での英語教育の仕方が悪い等々云々されますが、私はこのままで良いと思います。あとは、
授業を受ける我々がこれをどのように受け止めるか、だと思います。そういった意味で、今になって、私に英語の
基礎力を与えてくれた中学時代の英語の授業、恩師に感謝しています!)
確かに、中学の授業は、英語上達への最短コースではなかったと思います。
しかし、これがあったからこそ、その後の自分自身での実践英語トレーニングにより、米国大学院留学&修士号取得、
TOEICで900点の突破に至ったのだと思います。
その当時、私は米国留学に必要なTOEFLを受験し、初めて自分の英語力の不十分さに気づきました。
そして、特にTOEFLに特化した勉強はしませんでしたが、仮にそのような英会話学校や専門学校に行って勉強したと
しても、私の場合はあまり点数は変わらなかった、と思います。
既に、必要な英語の基礎は中学、高校の授業で身についていたからです。
では何が問題であったかと言えば、英語に接する時間、今にして思えば、やはり英文の読書量、語彙力が全く
足らなかったからなのです!!
そして、これは現地に留学して、その後、TOEFLで550点を軽く突破できるようになってから、私自身振り返ってみて
初めて分かったことなのです。
つまり、現地で授業を受け、図書館で色々な文献を読み、ペーパーを書き、これらによって読解力や語彙力がつき始めてから、
やっと正規の入学基準の550点をクリアできたのです。
(それまでTOEFLの問題練習を何度やってもクリアできなかったあの550点が、米国大学院で学んでいるうちに、すんなりと
クリア出来たのです!)
2011年11月27日一部追記更新分
これは、自分自身不思議であると共に、大変興味深い事実です。
そして、この事実から自分自身で得た結論が、やはり、英語に接する時間、つまりトレーニング量の多さと、それに私の場合には
語彙力の増加がTOEFLの点数増に結果的につながったのだ、と自己分析しています。
このことはTOEFLだけでなく、当然TOEICの点数向上にもつながっています!
○ 実践英語力向上を目指す全ての方へ
これまで取り留めのないことを色々長々と書いてきて、読まれている方も疲れてきたかと思いますので、このあたりで
今回のコラムテーマの締めくくりに入ります。
色々好き勝手を書いてきましたので、もうこれ以上の言葉はありませんが、最後に締めくくりとして言わせて頂くとすれば、
「英語の上達に王道は無いが、近道はある!」
ということに尽きると思います。
そして、その"近道"とは、結局は地味なトレーニングの積み重ねなのです。
(誤解しないで頂きたいのですが、"地味"といっても、「楽しい英語のトレーニングでないといけません。
苦しく、イヤイヤやっていても、決して長続きはしません! −−− 継続させるための工夫、やり方
が重要なのです。)
以前もご紹介しましたが、あの有名なTOEICの神様とも言える、千田潤一氏の言葉の中で、私が特に気に入っている
フレーズがあります。それは、
The key to success is to start and not stopping!
(成功の鍵は、始めることと、止めないこと!)
です。これは、英語学習でも、留学準備でも、他のことでも何でもあてはまります。
以前も書いたかと思いますが、私が千田さんにお会いした際に、「なかなかTOEICで900点を突破できずに
困っているんですよね。」と言った時に、千田さんから「その年齢で、現在の点数をキープできているだけでも大したもの、
是非、継続して頑張って下さい。」という言葉と共に、
”Go for 900!”
の励みの言葉を、サインと一緒に戴きました。
そして、その後、あきらめずに英語のトレーニングを”楽しく”継続し、結果として、TOEIC900点突破が実現したのです。
(私は、そのサインを戴いた時には、900点突破は不可能だと半分あきらめていたのですが、...。)
それでは、実践英語習得、留学実現を目指して頑張っておられる皆さん、今年もご自分の夢実現に向けて、是非
頑張ってください!
The key to success is to start and not stopping!
の心構えで!!
(きっと自分でも信じられないくらいに英語力が上達しますよ。)
あと、最後に、私の書籍「実践TOEIC(R)道場」の中でも書いています言葉を皆さんにお送りし、このコラムをひとまず
クローズしたいと思います。
「英語上達、王道無きも、近道あり!」
英語上達を目指しておられる、このコラムをお読みの皆さんにお届けしたいのは、この言葉です。
つまり、英語は楽してそんな簡単に上達できるものではありません。しかし、スポーツの上達と同じように、
コツ(近道)は、あるのです!
私は、メルマハガ【実践留学道場】やブログ(アメブロ)、ホームページの中で色々なノウハウを公開していますが、
とどのつまり、英語上達のポイントはココにあります。
すなわち、近道により効果的にトレーニングすれば、誰でも英語はそれなりに(プロレベルでは無いにしても)
上達するということです。
これにて、TOEIC高得点の為の実践英語、と言う観点からの<特別編5>は完了となりますが、
これを更に発展させ、<特別編6>として、あの有名なTIME誌を読もうとして挫折した方のために、
TIME誌を効率良く読めるようになるノウハウを順次公開して行きます。 引き続きお読み下さい!
尚、アメブロでは、実践英語&海外留学関連のグルっぽ「実英&留学」を開設しており、既に1,600名以上もの
参加者があります。
アメブロのメンバーの方で、参加ご希望の方は、下記よりご参加下さい。URLは以下です。
http://group.ameba.jp/group/mmWcRgdQt6D6/
※<特別編5>はこれにて完結となりますが、ご要望にお応えし、今後は、実践英語習得の
為のコラムを<特別編6>として、このコラムで近々公開予定です!
どうぞ、ご期待下さい!!
【宣伝】 私の無料配信メルマガ【実践留学道場】では、過去、『ヒデクラのTOEIC高得点秘話』を連載しました。
是非、このメルマガのバックナンバーもお読み下さい。このコラムで書ききれないノウハウも書いています!
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(メルマガ【実践留学道場】でも、2月より書籍の内容を更に掘り下げる裏話コラムを新連載!)
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